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本当の血圧を知るためには

こんにちは。

渋谷カイロプラクティック整体院、春日です。

 

実は、血圧って簡単に測れるようでいて、結構難しいのです。

自分の血圧を間違って測ってしまうと、本当は血圧が高くないのに治療薬

を飲むことになってしまうかもしれませんので、注意が必要ですね。

 

では、何で血圧の測定が難しいのか。

機械でぶーん、ですぐに値が出るから簡単じゃないか、って思われるか

もしれません。

 

そこで、基礎医学の生理学から問題です。

「一回の血圧の測定で高低を論ずるのは危険だといわれるが、その理

由を述べよ。」

 

・・・ほら、一回の測定では判断できないみたいですよ。

健康診断では何回測りますっけ?

 

では、答えです。

答え

「血圧は精神状態、肉体的な活動状況によって容易に影響を受け、測る

時間帯によっても違い、その日内変動は著しい。測定は安静な状態で行う

が、精神や代謝の状況までコントロールは難しく、ときを隔てて測定を繰り返せ

ば、ばらつきが生ずるから。」

 

血圧を測るときの精神的な影響で有名なのが、「白衣高血圧」です。

病院での診察で血圧を測ると、緊張のせいで高い値が出てしまう、という

ものです。

 

そのため、病院では上が140、または下が90以上だと高血圧と診断さ

れますが、家庭で測る場合は上が135、または下が80以上だと高血圧

(日本高血圧学会)、としています。

ただ、人によっては病院で測ると20から30も高く出てしまうので、検査で血

圧が引っかかる人は家庭で測ることが望ましいとされています。

 

また、いつも病院に行く時間が決まっていて、その時間だけは正常血圧が

出るけど、その他の時間帯ではずっと高い血圧と言う人もいます。(仮面高

血圧)

その場合は治療の機会を逃すことになるので、やはり家庭での測定が必要です。

 

とにかく、1回の測定で一喜一憂できるものではないという事を知っておく事が

大切です。

 

また近いうちに、家庭での血圧を測るときのポイントについて書いてみます。

 

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